読売新聞記者とのワークショップを終えて


高校生記者の放課後コラム

様々なことを学び、知ったのですが、そのうち2点についてと、体験学習について紹介します。

読売新聞記者と高校生によるワークショップ

読売新聞記者と高校生によるワークショップ

高校生記者:清水魁星(高校2年生) 元記事:2014年9月16日 21:00

新聞の謎

新聞の左上を見てみよう。「13版」や「14版」という謎の数字が書いてあるはずだ。これが何なのか昔から疑問だったのだが、この数字には新聞社の仕事の秘密が隠されていた。 「13版」や「14版」といった数字はその新聞の種類を表している。新聞は全国一律かと思いきや、東京本社を例にあげると、夕刊は3種類、朝刊は5種類も作られている。「~版」というのはいわば型番なのだ。新聞は朝夕決まった時間に配達しなければいけない。だから印刷所から遠い地域に配るためには、近い地域に比べて早く新聞を完成する必要がある。配達が間に合うギリギリの時間ごとに数種類の新聞を作ることで様々な地域の読者が最新のニュースを読むことが出来る、という新聞社の仕組みが隠されていたのだ。だから、県ごとではないが、地域によって、記事が少しずつ違うことがある。例えば、東京都内はだいたい14版だが、お隣の千葉県は12版や13版が配られているのだ。30ページに及ぶ新聞を朝刊の場合、5種類も作るのだ。記者はネタ探しや原稿締め切り時間に毎日追われている…

記事ができるまで

記者の方はどんなふうに記事を書くのだろうか。毎日毎日紙面をビッシリと埋める記事の数々。どのようにしてあれだけ多くの記事が書かれているのか。 記事の長さは決まっておらず、記者各々が決め、通常取材含めて3~4時間で記事を書くそうだ。しっかり取材し、ニュースの内容を理解して記事を書く。しかし、毎回毎回十分な時間があるわけではない。締め切りギリギリにスクープが飛び込んできたら、5分で500字やそれ以上の記事を書くこともあるそうだ。感想文やレポートなど文章を書くことに四苦八苦する学生にとってはまったく信じられないような話であった… 特に感動したことは「知っている以上の事や理解していない事は書けない」という言葉であった。当然と言えば当然かもしれない。しかし多くの本を読んだり、1社でなく何社もの新聞全てを読んだり、過去の記事全てを読み返したり、実際に現地に足を伸ばしてみるなど、記事を書くという仕事のために妥協することなく学び続ける永瀬さんの姿勢に感動した。

実際に体験してみた

解説の後に体験学習として、2人1組で「温暖化で日本の砂浜が消える?」をテーマとした小論文を書いた。 その名を「練習手帳」 どこかで似たようなタイトルを聞いた事がある方もいるのではないだろうか。 そう、読売新聞の看板コラムである「編集手帳」である。「練習手帳」とは、11月創刊の読売中高生新聞が募集しているものであり、「編集手帳」と同じ字数、同じテーマで中高生が小論文を書くのだ。 458字という限られた文字数の中で、「問題提起→意見→展開→結論」の形で是非を論じる、実際に書き始めるとこれがいかに大変であるかがよく分かった。参加者が四苦八苦しながらなんとか書き上げた4つの作品は読売中高生新聞に応募した。 全国から集まった中高生の作品はコラム執筆者の竹内政明・取締役論説委員を加え審査され、優秀作品は毎号紙面上で直接指導していただけるそうだ。今回のセミナーで書かれた4枚の作品が紙面に載ることをひそかに期待している。

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